おとぎ古書店の幻想装画【第2回】千夜一夜物語|夜汽車|PIE International

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~あらすじ~
むかし、サーサーン朝にシャフリヤールという王様がいました。ある日、シャフリヤール王は王妃の不貞を知ってしまい、王妃とその相手の首をはねてしまいます。
傷ついたシャフリヤール王は毎夜娘を宮殿に呼んでは一夜を過ごし、朝になると首をはねさせるようになりました。そのうち国から娘がいなくなり、ついにシャフリヤール王は大臣の娘を連れて来るように言います。悩む大臣でしたが、娘のシェヘラザードはシャフリヤール王を止めるため、自ら王様の妻になると願い出ます。
シャフリヤール王のもとに着いたシェヘラザードは、物語を語り始め……。(『千夜一夜物語』より)

 

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~Rough draft~
今回は『アラビアンナイト』というタイトルでも知られている説話集がテーマです。物語の語り手であるシェヘラザードは少しモダンにしたいと思い、ペルシャ風の衣装と現代風のリボンを組み合わせました。背景にはシェヘラザードが語った物語を描いています。向かって左から『アラジンと魔法のランプ』中央が『シンドバッド』のロック鳥、右端は『黒檀の馬』、そしてアラビアンナイトといえば!で、空飛ぶ絨毯も描きました。挿絵画家エドマンド・デュラックの描いた『千夜一夜物語』のエキゾチックな明るい青色が好きなので、今作でも青い夜を描いています。

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