おとぎ古書店の幻想装画【第8回】うるわしのワシリーサ(ロシア民話︎より)|夜汽車|PIE International

©夜汽車

~あらすじ~
ある国にワシリーサという美しい娘と商人の夫婦がいました。しかし、母親はワシリーサに人形を渡しながら「困ったらこのお人形にご飯を食べさせて力を借りるのですよ」と言い残し、死んでしまいます。
商人は再婚しましたが、継母と新しい姉たちはとても意地が悪く、仕事をワシリーサに押しつけてばかりいました。しかし、ワシリーサは人形の力を借りて暮らすことができました。
時が経ち、ワシリーサは継母と引っ越すことになりました。新しい家の近くには恐ろしい老婆で人間を食べるというバーバ・ヤガーの住む森がありました。ある日継母と姉たちの企みで、ワシリーサはバーバ・ヤガーの元へ灯りをもらいに行くことになりました。森へ行くとワシリーサは真っ白な騎士に出会いました。さらに、真っ赤な騎士、次は真っ黒な騎士に出会いました。
夜になり、バーバ・ヤガーの家に着いたワシリーサは、バーバ・ヤガーから灯りをもらう代わりにたくさん仕事を言いつけられましたが、人形のおかげですべて終わらせることができました。
ドクロの灯りをもらい、無事に家に帰ることができたワシリーサ。ところが、部屋に入るとドクロの目が光り出し、継母と姉たちを照らして……。

 


©夜汽車

~Rough draft~
ロシア民話ではワシリーサやイワンといった、同じ名前の主人公がたくさん登場しますが、中でも白、赤、黒の騎士が出てくる『うるわしのワシリーサ』はストーリーがおもしろく、気に入っている民話です。どの騎士を描くのか迷いましたが、真っ白な騎士で神秘的な作品にしたいと思って白の騎士を描きました。ラフから顔などを変更したりしながら、今回は挿絵画家イヴァン・ビリビンの作ったロシアのおとぎ話の世界のイメージを壊さないように描きました。

次回は8月24日更新予定です! 次回もお楽しみに!!