おとぎ古書店の幻想装画【第7回】白雪姫(グリム童話︎より)|夜汽車|PIE International

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~あらすじ~
むかしむかし、あるお后様が窓辺で縫い物をしていたときに、針で指を刺してしまいました。ぽたりと3滴の血の雫が雪の上に落ちるのを見たお后様は「雪のような白い肌、血のような赤い頬、黒檀のような黒髪の子が欲しい」と思いました。ほどなくして、お后様は子どもをお産みになりましたが、その子はお后様が思った通りの女の子だったので白雪姫と名付けました。しかし、お后様はまもなく亡くなってしまいます。
王様は新しいお后様をお迎えになりました。そのお后様はたいそう美しい人でしたが、自分より美しい人がいることが許せない嫉妬深い人でした。お后様が魔法の鏡に「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?」と尋ねると、鏡は「それはお后様です」と答えていたので、とても満足していました。
やがて白雪姫は美しいお姫様に育ちました。すると魔法の鏡は「白雪姫が一番美しい」と答えるようになりました。お后様は猟師に白雪姫を森に連れ出して殺すように命令しますが、猟師は白雪姫を逃がしました。白雪姫は森で出会った七人の小人達と暮らすようになりました。
しかし、魔法の鏡によって白雪姫が生きていることがお后様に知れてしまいます。お后様は老婆に姿を変えて白雪姫を訪ね、毒リンゴを食べさせました。毒リンゴを食べた白雪姫は息ができなくなり、倒れてしまいます……。

 


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~Rough draft~
怪しげな雰囲気の中に浮かび上がるような白雪姫にしたくて、恐ろしい老婆に包まれるような構図にしました。ラフではフードを被っていなかったのですが、白雪姫が森に隠れているひそやかな空気感を出したくて変更しました。スカート部分には登場人物や森、ユリの花を描いて物語の舞台を表現し、老婆には妖しい魔法で白雪姫に毒リンゴを食べさせているイメージで模様を入れました。

次回は8月10日更新予定です! 次回もお楽しみに!!