おとぎ古書店の幻想装画【第6回】ヘンゼルとグレーテル(グリム童話より)|夜汽車|PIE International

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~あらすじ~
むかし、大きな森にある小屋に貧しい木こりとおかみさん、2人の子どもが住んでいました。子どもはヘンゼルという男の子とグレーテルという女の子でした。
貧しさに耐えられなくなったおかみさんは「子ども達を森に連れて行き、置き去りにしよう」と木こりに言います。おかみさんにまくしたてられた木こりは、渋々子ども達を森に連れて行くことにしました。
この会話を聞いていたヘンゼルとグレーテルは、道すがら白い小石を落とし、帰り道の目印にしました。目印をたよりに一度は家に帰ったヘンゼルとグレーテルでしたが、怒ったおかみさんによって再び森に置き去りにされました。
一回目のように白い小石を持っていなかったヘンゼルは、パンくずを道に落としましたが、鳥達にすべて食べられてしまいます。迷子になったヘンゼルとグレーテルは、お腹を空かせながら森をさまよいました。
迷子になってから3日目のこと、二人の前に白い小鳥が現れました。小鳥に誘われるように歩いて行くと小さな家がありました。「何だろう、いい匂いがするね」二人が家に近づくと、なんとそれはお菓子でできた家でした。
二人が夢中でお菓子の家をかじっていると中から老婆が出てきて、さらにご馳走をふるまってくれました。喜ぶ二人でしたが、実はこの老婆は悪い魔女で、ヘンゼルとグレーテルを食べるためにおびきよせたのでした……。


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~Rough draft~
このお話の中で一番印象的な、お菓子の家の壁を描こうと思いました。家は花で覆われていて、そこからお菓子が少しはみ出ている、森の中を連想できるイメージにしています。右上には魔女のような影を描いて、不気味さを感じているヘンゼルとグレーテルにしました。以前からお揃いの服を着た兄妹を描きたかったので、このお話で実現できて満足です。

次回は7月27日更新予定です! 次回もお楽しみに!!