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            9月に出版する写真集『庭猫』(にわねこ)の発売にむけて、
            写真家・安彦幸枝による写真日記をはじめます。
            庭に訪れる白猫たちの日常や、
            旅先で出会った猫や犬などの写真を少しずつご紹介していきます。



「とうとう猫がとびました」
母から届いたメールには、
猫が網戸に張りついている写真が添付されていました。

庭の猫は、ご飯の時間が近づくと待ち遠しさのあまりに飛びあがって網戸に張りつき、
家の中を覗き込むようになりました。

庭先でガタガタっと音がしてふりむくと、
網戸に張りついた猫が、じっとこちらを見ています。
飛ぶときは一気に、そして後ろ足からゆっくりゆっくりと慎重に降ります。

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名前はアフ。
保険会社のCMに出ていた白い猫に似ているということで、
いつのまにか、そう呼ばれていました。


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後ろ足の指が、ずいぶん開いています。


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野良猫の爪は鋭いので、網戸は何度も張り替えています。
網戸が破れているときでも飛びあがって、桟にひっかかります。


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日に3.4回は飛びます。


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当連載は毎週火曜日更新予定です。

≪第1回 目次へ 第3回≫




9月上旬発売
『庭猫』(にわねこ) →詳細はこちら

庭の常駐猫、アフとサブ。ある日振り返ると、網戸に張り付いていた。「ご飯はまだか」。
その日を境に、毎日欠かさず張り付くようになり…。
家で飼う猫と庭に住み着いた猫、飼い主の日常。
家族と猫たちの、ちょっと不思議であたたかい写真集。  

ISBN :978-4-7562- 4694 -3 C0072
定価:1,400円+税





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プロフィール

安彦幸枝

東京都目黒区生まれ。
武蔵野美術大学短期学部卒。東京総合写真専門学校夜間部卒。
父のデザイン事務所でアシスタントをつとめた後、写真家 泊昭雄氏に師事。
書籍・雑誌、広告などのために、内外の風景や人、食べ物を中心に撮影している。
現在、酒場の写真集も準備中。